キャンプ貴族

キャンプ貴族

夏はキャンプ、冬はこたつで丸くなる日々を記録

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隣の芝生は青く、草がボーボー

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私達は、自他共に認める田舎に住んでいるので、家の周りは、畑と田んぼだらけだ。

 

此処も御多分に洩れず、少子高齢化が進んでいるせいか、一目見渡しても休耕田が目立つ。

 

ところどころ、もう人の住んでいない廃屋も点在している。窓が割れぱなしで、中の家財が腐ってないか、凄く心配になる。

 

そういえば、この町は、海と山に挟まれているため、田舎にしては土地の値段が高いらしい。

 

手入れや使用予定がないのなら、使いたい人へ売ってしまえばいいのに、とか思うが、実際土地なぞ持っていたら、自分の代で、先祖代々の土地を売るのは、躊躇われるや、そもそもそれすら面倒だの考えるだろう。

 

実は我が家にも、ベランダで何も植えられていないプランターがある。

 

私はそれを見て見ぬふりして、人の持ち物の文句を書いて、憂さ晴らししている。

 

朝、草刈機のエンジン音で目を覚まし、日がな一日、ぽかんとその様子を眺めている。

 

朝は藪だった所が、昼には道になっている。

 

建設的なものだ。こちとら、まだ酸素を二酸化炭素に変えてしかいないのに。

 

まぁ、その二酸化炭素が畑の野菜や田んぼの稲を育てていると思おう。

 

さて、なにかメシでも買い行こう。今夜はハンバーグだ。